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2024年の振り返り

アシアル代表の田中です。

早いもので2024年も残りわずかとなりました。昨年末に執筆した2023年の振り返りから、もう1年が経ったことに驚いています。特にヨーロッパを拠点にして以降、時間の流れが一層早く感じられるようになりました。

2024年を一言で総括すると、「社内の変化と挑戦」の年でした。技術の進化や世界情勢の変化に対応し、新たなステージへ挑むことをテーマに掲げ、昨年の振り返りで述べた「変曲点の年」を実感する1年となりました。

① 部門を再編して2事業部体制に

実は、これまでのアシアルには明確な組織構造というものはありませんでした。創業以来、見通しが良く、上下の隔たりを感じさせないような組織を目指していたため、一体感を損なうような壁を作りたくないという気持ちが強かったためです。

一方、コロナ禍を経てフルリモートワーク体制の組織となり、私自身もヨーロッパに軸足が移りました。そのことが、これからの会社の在り方、リーダーシップの取り方について改めて考えるきっかけとなりました。

そこで、今年の大きな取り組みとして、初めて組織構造を明確にし「システムコンサルティング事業部」と「ソリューション事業部」の2つの事業部体制へと再編することに致しました。単に今やっていることを壁で仕切った訳ではなく、ビジネスをさらに発展させることを見据えたものです。

システムコンサルティング事業部は、共創型のシステム開発や開発コンサルティングを進めるチームとなります。密接なコミュニケーションを通じて、クライアントの抱える課題に対して、アシアルの技術力で解決していくことを目指しています。

これまでもアシアルでは要件が明確な案件の構築にとどまらず、開発支援やプロトタイプ開発など、顧客のニーズにあわせて様々なご支援を行ってきました。たとえば、インハウスの開発チームを整えていきたい、技術的に困難な部分の調査やアドバイザリーを受けたい、といったリクエストに対して、アシアルのエンジニアがご支援をさせていただく実績が多くあります。これを発展させ、よりお客様のビジネスに近いところでご支援をしていくチームを育てていきたいと考えています。

もう一方のソリューション事業部は、Monacaやプログラミング教育プラットフォームなどの弊社サービスに加え、業界や業種に特化したソリューション型のサービスを提供する事業部となります。今年からは、新たに教育機関のDXコンサルティング事業を主軸に据え、活動を始めました。

今年はデジタル学生証ソリューション「My Campus」のリリースや、大学DXに関する知見を共有する自社メディア「大学DXナビ」の公開、様々なカンファレンスや展示会への登壇や出展など、精力的に活動の幅を広げていきました。今後も、エンジニア主体のアシアルだからこそ提案可能な数々のソリューションを提案していきたいと思います。

② 課題解決チームが支える組織づくり

組織の壁が明確になったことで、各事業が目指す方向を柔軟に設定し、推進することができるようになりました。その一方、縦の壁がこれまでのアシアルの強みである「フラット感」を失わせてしまうという危惧がありました。

この弊害を乗り越える一つの方法として、組織構造やポジションに関係なくメンバーを構成した「課題解決チーム」が、会社全体の課題の解決に取り組むスタイルを強化しました。リモートワークで減りがちな他人とのコミュニケーションの機会を引き出しつつ、普段関わらない人との接点を作れるように配慮しています。

何よりも、それぞれの課題解決チームは、会社が抱える様々な問題に取り組んでくれています。以前より活動している採用チーム、オンボーディングチーム、セキュリティチームといったものに加え、最近ではAI活用推進チーム、アサイン管理チーム、アウトプット発信チームなどが組織され活動を開始しました。

どれも対外的には見えづらい領域ですが、足腰を鍛えるためにも非常に重要な活動です。活動の中心にいるリーダーや、それに参加しているチームメンバーの皆さんには本当に感謝しています。

2025年に向けて

来年は今年の取り組みをさらに発展させ、働き方の柔軟性とメンバー間の交流を一層深めたいと考えています。オフィス移転やイベントの拡大も検討しており、メンバー一人ひとりがより活躍できる環境を整えていく予定です。

最後になりましたが、アシアルを支えてくださる皆さま、そしてnoteをお読みいただいている皆さまに心より感謝申し上げます。2025年が皆さまにとって素晴らしい年となることを願いつつ、アシアルが共に成長し続けられることを楽しみにしています。

どうぞ良いお年をお迎えください。2025年もよろしくお願いいたします!


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