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ライフスタイルにあわせた働き方を実現する仕組みを作ったら、逆に効率が上がった話

こんにちは。アシアル広報チームです。8月の記事では、取締役の小林有佳が社内の環境づくりに関するアシアルの考え方をお伝えしました。今回はエンジニアの牧野克俊が自身のこれまでを振り返りつつ、実際の働き方をお話しします。

働く時間は自分で決める

新型コロナ感染拡大の影響もあり、現在のアシアルは、ほぼフルリモートの勤務体制ですが、「僕は集中できるから、会社で働くほうが好きです」と言う牧野。以前は、11時〜20時の時間帯で勤務することが多かったようです。

「フレックスタイムなので、6時台に働き始める人もいます。僕は昔、どちらかというと朝が苦手で。だから、11時くらいに出社することが多かったんです。でも、途中からだんだん朝が早いのも悪くないなと思うようになって。最近は、自宅で朝7時頃から仕事を始めたりすることもあります」

牧野は鎌倉で4年間ほど暮らした経験もあり、「アシアルまでdoor to doorで2時間近くかかっていました。それまでは都内に住んでいましたが、鎌倉に行ったときに、すごく気に入ってしまって。それで住んでみたいなと思ったんです」。

当時のコアタイムは11時から。「それなら通勤もなんとかなるかなと思って、思い切って引っ越しました。始業が早くて、毎日必ずその時間に、っていう会社だったら、引っ越しは躊躇していたと思います」。

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サーバーに関わる仕事に携わることも多く、「そうなると夜中に対応が必要になることもたまにあるので、朝は遅めのときもあれば、早いときもあるって、自分で選べるのはすごく助かっています」と言う牧野。とはいえ、複数人でプロジェクトを進めるにあたっては、それぞれが自身の働きやすい時間帯で勤務するチームのメンバーと、まったく顔を合わせないのも業務に支障が出てしまいそうですが……。

「コロナでリモートワークになってからも、1日1回短時間でもミーティングの時間を設けています。会社にいて、すぐ声がかけられるに越したことはないんですけど、それができなかったとしても、そこまで困るような状況にはなっていないですね。コロナ以前から、いろいろな働き方をする人がいる中でプロジェクトを進めていたので、スムーズになじんでいけたんだと思います」

出社せずとも業務やコミュニケーションをスムーズにするための工夫は、牧野のチーム以外でも行われています。例えば、参加自由のソーシャルランチや飲み会がオンラインで定期的に行われており、会社から飲食代が補助されるほか、同じ沿線に住んでいるチームメンバーが最寄りのミーティングスペースを借りて打ち合わせをしたというケースでも、かかった費用は経費として申請可能です。

メンバーがよりよい形を求めて工夫できるよう、会社がサポートしています。

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育児休暇が取れるんだったら取ろう!

牧野にとっての働きやすい環境とは、自分のペースが守れること。

「結婚して3年になるんですけど、一人のときと結婚してからは、ペースが変わりました。今は家族の都合に合わせて、“この日は家で仕事がしたい”ということも増えてきていて。そういうときに、働く時間と場所が自由になるのは、ありがたいですね」

子どもが生まれたときには、育児休暇も取得しました。そういう制度があるのなら「取ってみようかなという感じ(笑)」で取り立てて気負うことなく取得したそうですが、振り返ってみれば「貴重な時間だったなと思います」。

「特に家族から要望があったわけではなくて。僕は、自分が結婚するとは、あまり考えていなかったんです。でも、結婚したら人生がガラッと変わって。子どもができて、これからは家族を大切にしたいなという思いが自分の中にあったので、育休が取れるんだったら取りたいなって自然に思っていました。

一人のときから、仕事もプライベートも大切にしたいという気持ちはあったんですよ。だからこそ鎌倉に移り住んだところもありますし。今ではそのプライベートに、家族が加わった感じです。

アシアルには、そういう人が多いんじゃないかなと。例えば、子どもが熱を出したら、みなさん帰ります。それが普通で別に空気が悪くなったりもしないし……。ずっと以前は結婚している人もいなかったんですけど、だんだん増えてきて、子どもがいる人も増えてきたら、自然にそんな感じになっていました」

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責任を果たしていれば、自由に働いていい

大学時代にアシアルでアルバイトを始め、そのまま社員として入社した牧野。社歴は15年以上になります。牧野が入った頃のアシアルは、まだ社員も数人。

「最初はサークルっぽい雰囲気だったのが、だんだん人数も増えてきて、会社としてまとまってきた感じです。組織としていろいろな決まりもできていきましたけど、昔からある自由さみたいなものを極力残しながら制度ができてきたなと思います。僕はほかの会社に勤めたことがないので、他社と比べることはできません。ただ、聞く話によると、アシアルはフレキシブルにやれる会社なんだなというのは感じますね。

一番フレキシブルなのは社長だと思います(笑)。例えば、飛行機の免許を取るために、しばらくアメリカにいて、そこで仕事しながら免許を取ったりしているんです。そういう社長を見ていると、ちゃんと責任を果たしていれば、自分も自由にしていいんだ、そういうふうになりたいって思いますし、ほかの人にも自由に働いてもらえるようになったらいいなと思います」

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時短勤務に開発合宿、長期休暇……

15年の間には、いろいろな時期がありました。体調を崩してしまったこともありましたが、そのときは、2〜3か月ほど週4日の勤務に。

「おかげで体調は戻り、無理してフルタイムで働くよりも、ずっと成果も上がったと思います」

そんな牧野が、大変だったと振り返るのがテレビ朝日様のプロジェクト。

「規模が大きいプロジェクトで、1年かかりました。今の勤務時間は11時から20時くらいが多いんですけど、当時はもっと働いてましたね……(笑)。ちょっと集中してやらなければいけない状況では、休みの日に普段と違う場所で開発合宿をしたりもして。その分、プロジェクトが終わったときには、1年間大変だったからということで長期休暇が取れたんです。1か月くらい休みをもらって、ヨーロッパのほうに行きました」

▼株式会社テレビ朝日 様
 通信系基盤システムリニューアル

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ときどきプロジェクトメンバーが自発的に開発合宿を行うことがありますが、業務に必要なこと、メンバーの成長につながることであれば、もちろん費用面のサポートがあります。現在はコロナ禍でなかなかありませんが、「開発合宿自体は1年に1回くらい、なんだかんだで行っていた気がします」と牧野。

プロジェクト後の長期休暇は制度として定められたものではありませんが、メンバーやプロジェクトの状況に合わせて“特別休暇制度”を柔軟に運用しています。このほか牧野は、”自分のための補助”を使い、色彩検定試験を受験して資格を取得したりもしています。

「僕はエンジニアですが、デザインのことにも興味があったので」

ワークライフバランスを重視するメンバーもいれば、たくさん働いてたくさん稼ぎたいというメンバーもいるのがアシアルの多様性です。

「自分が請け負う仕事を増やして、それに見合ったお給料をもらう人もいます。僕もやってみたことがありますが、大量に仕事をするのは、ちょっと自分に合わないなと(笑)。だから、それ以来していないですね」

※参考:アシアルの働く環境・設備に対する考え方

今以上の働く環境を見つけるのは難しい

牧野は、転職を考えたこともあるとか。それは、「全然違うことがしてみたい、全然違うことをしてみたらどうなるんだろう」と思ってのことだったそうです。

「でも、今の仕事をするのであれば、今以上にいい会社を探すのは、相当難しいだろうなと思います」

そう言う牧野に、理想の働き方を聞いてみました。

「まさに今が、自分の中では理想的に働けているなと思っています。この先も、そのときどきの自分に合った働き方ができていくだろうなというふうにも思っていて。だから、現時点でもっとこうしてほしいという希望や改めて制度化してほしいことは特にないですし、とてもありがたい環境だと思っています」

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PROFILE 牧野克俊(まきの・かつとし)
エンジニア
大学時代のアルバイトでPHPと出会い、JpGraphをきっかけにアシアルを知って入社。システム開発、自社製品開発、インフラ・ネットワーク構築、Monacaの開発などさまざまなプロジェクトに携わっている。
ネットワーク、サーバー構築やサーバーサイドのプログラミングを行うことが多かったが、最近はフロントエンドの開発に関わることも。「自分の仕事を通じて、お客様、世の中に新たな価値を提供し、喜んでいただけたらうれしいです。音楽、美術に関わる仕事だと特にうれしく思います」。

▼メンバーの働き方は人それぞれ。人によってこんなに違います。


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