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2024年、アシアルの活動

こんにちは、アシアル広報チームです。

昨年はコロナ禍をキッカケとした新しい働き方への変革が定着し、アシアルメンバーも次の在り方に向けて具体的に動き始めた年になりました。2024年もさらなる挑戦と成長の機会を得るために、様々な取り組みを進めて行きたいと思います。その中のいくつかの取り組みを、今回は「2024年、アシアルの活動」としてご紹介したいと思います。

2023年はAIを利用、
2024年はAIを業務に活かす

2022年末に公開されたChatGPTを始めとする大規模言語モデルの登場は、IT業界にとってはスマートフォンの登場を超える、過去に無いくらいの大きなインパクトと業界の変化をもたらせました。2023年は生成AIの元年と呼ぶにふさわしい年となり、昨年の1年間だけでも、生成AIとして文章だけではなく、プログラムコード、画像、データの分析も最初に挙げられますが、他にも様々なものが1年間という短い期間で簡単に誰でも作れるようになっています。生成AIの変化と進化のスピードはとても早く、2024年も生成AIはより変化と進化を続けると思います。

アシアルとしては、2023年は生成AIの利用を根付かせていくことに注力をした1年だと思います。いままではGoogleなど検索エンジンを頼って自分で探していたことをChatGPTへ質問をして直接、回答をもらうというスタイルに変更したり、Copilotを利用してプログラムコードを自動生成させたり、画像生成をさせたりと利用をして変化に慣れるということを行ってきました。2024年は2023年に生成AIを利用してきたものを実際の業務に照らし合わせて活かす1年になると思います。

生成AIを活用した開発スタイルに挑戦

生成AIでエンジニアの働き方の変化も急速に求められ、2024年は生成AIを活用した開発スタイルを確立する年になると思います。開発現場では、人が行うことと生成AIが行うことをより明確にして、それを実際に業務へ活かすことをしていく必要があります。エンジニアは生成AIで効率化を目指す生産面の他にも、生成AIが作ったものを正しく評価、適応、判断をする品質面の能力も必須になるので、育成や教育といった取り組みも今年は積極的に行っていきたいと思います。その活動の中で、自分たちの仕事に特化したAIを育てていき、自分たちのノウハウを詰め込んだ、自分たちに特化したAIを構築するこというのに挑戦をしていきたいと思います。

2024年は企業それぞれが生成AIを業務生かした実績や取り組み内容が出てきて、生成AIを活用した開発業務のデファクトスタンダートな開発スタイルというのが出てくるのではないかと思っており、アシアルでは取り組みを推進していきます。

Monaca
「Capacitor」を新たにサポート

モバイルアプリ開発プラットフォームのMonacaでは、Web技術(HTML/CSS/JavaScript)でモバイルアプリを開発するためのフレームワークの拡張を進めます。モバイルアプリを開発するテクノロジーの進化や、Android・iOS のアップデート速度がはやまっていることもあり、外部環境が急速に進化している中、開発者が選択できるフレームワークを増やすことが大切と考えています。

今までサポートしていた 「Apache Cordova」に追加して、「Capacitor」フレームワークでのモバイルアプリ開発をサポートしていきます。
Capacitorフレームワークをサポートすることで、開発者がアプリ開発においてより多くの選択肢を持ち、柔軟かつ効率的に開発できるプラットフォームを目指していきます。

Monaca
アプリ開発に関する情報提供の充実

Monacaプラットフォームのフレームワーク拡張は、プラットフォーム内で統合可能な外部SaaS、ライブラリ、SDKの種類を増やし、開発者に広範囲の開発オプションを提供します。Monacaを利用していただいているユーザー様が、この豊富な選択肢を最大限に活用するため、外部サービスとの連携やライブラリの使用方法に関する情報を、Monacaチームからドキュメントやイベントを通じて積極的に提供することを目指しています。

特に、AIやIoTといった分野にフォーカスしたアプリ開発のためのチュートリアルやサンプルの準備に力を入れ、Monacaを用いたモバイルアプリ開発の可能性を今年はさらに広げていきたいと思います。

全国の商業高校が参加する
Webアプリコンテストへ

2024年度は大学入学共通テストで「情報」が出題されます。現在、普通科高校では科目「情報Ⅰ」の設置によりプログラミングの実習が授業で普通に行われており、Monaca Educationも一定の範囲でお力になれていると手ごたえを感じています。普通科高校には入試という一つのゴールができたことで、Monaca Educationの利用ニーズも固まってきたため、普通科以外でのプログラミング教育の在り方を模索していくなかで商業高校に着目しました。商業高校ではPBL形の実習や地域と連携した取り組みが行われているため、そこにアプリ制作が取り入れられたら面白いのではないかと考えました。

商業高校の先生方の多大な協力を得て「第1回全国商業高校Webアプリコンテスト」を2023年度に開催。また、第1回にも関わらず全国の商業高校35校から約180作品の応募があり大変盛況でした。2024年度は47都道府県全ての商業高校にコンテスト参加頂けるよう、ツールや教材をアップデートしていこうと考えております。

全国商業高校Webアプリコンテスト

大学向けプロダクト
「My Campus」の拡大

昨年、大和大学様への導入をきっかけに、教育機関向けの展示会でテストマーケティングを進めていましたオープンソース型の大学オリジナルアプリ「My Campus」を、今年はさらに展開していければと考えています。

「My Campus」は大学の事情に寄り添ったコンセプト設計にしており、教務システム・LMSなど既存システムをそのまま活用でき、セミオーダー型なので低コスト&最短3ヶ月の短納期が可能です。デジタル化は進めたけれども、学生や教職員のUXが課題になっている大学関係者のみなさんに評価をいただいています。現在も大きな機能アップデートに取り組んでおり、「My Campus」を通して、アシアルは大学や教育のデジタルシフトを伴走していきたいと思っています。

オープンソース型の大学オリジナルアプリ「My Campus」

今年も世界中の人と社会にテクノロジーを届け、クライアントやユーザー、学習者の「できること」を増やし、社会の可能性を広げていきたいと考えています。以上、「2024年、アシアルの活動」のご紹介でした!

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