会社が挑戦を後押ししてくれるから成長できる(ニコラ・ツヴェトコフスキ/フルスタックエンジニア)
こんにちは、アシアルです。
アシアルは少数精鋭のエキスパート集団。そんなアシアルを形作っているのは、一人ひとりの個性やスキル、経験です。これから数回に分けて、メンバーにスポットを当て、キャリアや日々の過ごし方を深掘りしていきます。
今回は、2017年に新卒で入社した、北マケドニア共和国出身のニコラ・ツヴェトコフスキに話を聞きました。
インターンから入社まで
二コラは、大学でコンピューターテクノロジーとエンジニアリングを学び、欧州の理工系専攻学生を対象にしたインターンシッププログラムであるヴルカヌス・イン・ジャパンを利用して、大学4年生の時にアシアルへやってきました。
アシアルを選んだ理由は、大学で学んでいたエンジニアリングが活かせそうである事、また、少人数の規模なので人と人との繋がりが密で、より協力して仕事を進められそうと感じたから、とのこと。
ーーインターンシップの期間は8か月。その間、どんな仕事に取り組みましたか?
「まずは、研修として、アシアルが開発しているMonaca(※1)のホームページの改修・改善、新機能追加、それから、MonacaとOnsen UI(※2)を使ったサンプルアプリの作成などを行いました。
インターンを始めるときに、CEOの田中さんと話し合い、フロントエンド・バックエンドなど限定的なポジションではなく、全部触りたいという自分の希望を伝えました!」
希望通り、ニコラは、初めからフルスタックエンジニアとして業務に携わることになります。しかし、大学で勉強した理念的な進め方とは違い、現場では様々なトラブルや問題が起こるもの。実践的な技術を身につける必要に迫られました。
「いきなり全部触りたい、フルスタックで挑戦したい、との思いで仕事が始まりましたが、勉強しなければならないことは当然とても多く、大変でした……。でもとっても楽しかった。
自分で調べながら、それでも分からないときには、メンターの渡辺さん(Monaca開発エンジニア/マネージャー)が指導してくれたり、一緒にインターンに参加していた研修生2人と相談したり、時にはCEOの田中さんに相談したり」
インターンシップ終了時には、達成感や、自分なりに会社に貢献できたかもしれないという思いがあったと言います。
「開発に参加したMonacaのダイレクト・インポート機能は、リリース後に社内のみんなが実際に使ってくれて、Monaca Educationチームも参考にしてくれたようです。反響があったことで、自分も少しは貢献できているかもと、とても嬉しかった」
インターンシップ終了後、アシアルにそのまま入社することを決め、一度マケドニアに帰国して、ビザを取得。再来日すると、すぐに正社員として働きはじめました。
「僕が入社した当初は、受託開発チームには外国籍のメンバーはまだ少なかったので、英語対応なども途上でした。でも、田中さんからは受託チームも国際的にしていきたい、という要望があり、僕としても新しいアプリをゼロから開発することが多い受託開発が面白そうだと感じ、このチームにジョインしました」
頼れる同僚とたゆまぬ向上心が成長の源
正社員としてのはじめてのプロジェクトでは、インターンシップ中に経験したことを活かせたと言います。
「大手精密機器メーカー様のアプリ開発プロジェクトでは、管理画面作成を担当しました。最初はPC用だけでしたが、その後、ハイブリッドアプリ用も担当することになり、フロントからバックエンド、データベース周りなど、幅広く携わることができました。
プロジェクトのメンバーもすごく素敵で、中川さん、江口さん、松田さん、それぞれの仕事の進め方があって、勉強になり、面白かった。
インターンシップのときから、フルスタックで関わり、様々な経験をしていたので、ある程度自信をもって取り組めたと感じています」
ーーアシアル入社後、自分が一番成長したと思うのはどんな点ですか?
「大学でエンジニアリングを専攻していたので、プログラミングはできました。でも、アシアルに入ってみて、”自分のコードが他の人から見ても見やすいか?”、”未来につながる書き方になっているのか?”といった、今後の全体の動きを想定してプログラミングを行う視点が身に付きました。
たとえば、先ほどお話しした管理画面作成では、はじめはPC用だけの担当だったので、自分のコードだけを追いかければよかった。でもその後、ハイブリッドアプリ開発に携わるようになって、クライアントのコード、同僚である松田さんのコード、自分の管理画面のコードという3つのコードを見ていく必要が出てきました。
コードの書き方に統一感がないこともあり、分かりにくく、大変だと感じたので、そこから3つのコードを改善して統一感を持たせてわかりやすくすることにしました。松田さんのコードを見て、さすがだなと感じ、学んで参考にさせてもらいました」
ーー壁にぶつかることはありませんでしたか?
「周りのメンバーが、すごく経験もあってスキルもある先輩達だったので、差を感じて、焦りました。でも、努力して追いつくしかない、落ち込んでいる場合ではないと。緊張感もかなりありましたが、ポジティブに貢献したいという気持ちが大きかったです。一日一日、できることが増えていくという達成感が、落ち込む気持ちを上回っていました」
「プロジェクトのメンバーが優しく指導してくれたのも大きいです。自分の気持ちに共感して、焦らないで時間をきちんとかけて進もう、という感じでプレッシャーがなくなるよう配慮してくれました。育っていく環境を整えてもらったと思います」
これから目指すもの
一つのプロジェクトが終わるたびに前よりも自信がつき、落ち着いて状況を把握しながら仕事を進める大切さに気付いたという二コラ。様々なプロジェクトに携わる中で、「新しいことを勉強するのが、とても大好きだ!」ということにも気付いたそうです。
インターンも含む5年間で、プロジェクトマネージャーの役割、インターン生のメンターの役割、開発リーダーまでも担うようになったニコラには、これからも、「まだまだ成長したい!」、「挑戦してみたい!」と思うことがたくさんあります。
「常に最新の技術を身につけていきたい、特にインフラの新しい方法を学んでみたいと思っています。また、社内ではAIなどに取り組んでいるメンバーもいるので、この方面にも興味があります。2020年にはハンガリーにもアシアルの拠点ができたので、海外企業からの受託開発など、日本だけでなく世界との仕事にも関わっていきたい。
これらすべてが面白そう! と感じています。」
▼インタビューにも登場するアシアルのメンバーはこちらでご覧ください。https://www.asial.co.jp/company/member/
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