おしゃべりも仕事のうち? 東京のエンジニアがハンガリーで1か月間働いてみた
こんにちは。アシアル広報チームです。6月から7月にかけて二度にわたりアシアルハンガリーの情報をお届けしました。その二度目、アシアルハンガリーで一緒に働いているダニとトミ(Scriptide社所属)、代表取締役社長・田中の鼎談の中で名前が出てきた東京オフィスのメンバーが小椋陽太です。
小椋がハンガリーを訪れ一緒に仕事をしたことで、ダニはアシアルの人間とは雰囲気が合うと感じたと言います。では、小椋はハンガリーでどんなことを感じていたのでしょう。
▼ハンガリー編
友好的で優しいハンガリーのメンバー
田中からハンガリーは街も美しく、人も友好的で暮らしやすいと聞いていた小椋。当時、エンジニアとしてハンガリーのメンバーと一緒に仕事をしていたこともあり、行ってみたいと思ったようで……。
「ハンガリーのメンバーとはリモートでやりとりをしていたんですけど、どういう人たちなのか気にはなっていたんですね。ハンガリーのメンバーと交流したり、お互いに行き来して仕事ができるようになっていったらいいな、僕が第一号になることで、東京のほかのメンバーがハンガリーに行くきっかけになったらなとも思っていました」
そんな思いを胸に、約1か月の滞在予定でハンガリーに向かった小椋。田中にオフィスへ案内され、アシアルハンガリーのメンバーと挨拶を交わして、「すごくいい人たちだなと思いました」。そして、平日はオフィスで仕事、週末はブダペスト周辺でオフタイムを満喫する生活が始まりました。
「ハンガリーの皆さんは本当に友好的で。最初から気軽に話しかけてくれましたね。僕は英語が全然上手ではないんですけど、“わからない”って伝えると丁寧に説明してくれたり、こちらが言葉に詰まってもちゃんと汲み取ってくれたり。本当に優しくて、打ち解けるのはすぐでした」
ハンガリーのオフィス、食事、休日……
ハンガリーのオフィスにはキッチンとダイニングルームがあり、メンバーはそこで毎日、皆で一緒にランチを取っています。
「週に2〜3回は、ダニとトミがお母さんの手料理を持ってきてくれるので、温めたり、ちょっと調理して食べるんです。もちろん、違うメニューがいい人は何かテイクアウトしたりします。写真(※下)を撮った日は、右奥にいるダニの後ろに半分隠れてるマテ、彼が準備してくれたんじゃなかったかな。アットホームですごく楽しいランチでした」
ダニとトミのお母様の手作りランチメニューに、お気に入りも見つけました。小椋が「初めて食べた」というフルーツスープ。ハンガリーの家庭料理の一つで、「ブラックベリーとかラズベリーとか小さいプラムとかが入っていて、砂糖も入ってるんですけど、すごく酸っぱいんです。だから、ハンガリー人でも、半分くらいのメンバーは苦手だから食べないって言っていて。ベリーの酸味が得意な人にとってはすごくおいしいんですけどね」と小椋。
「もう1回食べたい」と言い、「お土産に探したんですけど、見つかりませんでした。瓶詰めとかであってもいいなと思ったんですけどね」と残念そうです。
平日はオフィスで仕事をして、帰りにスーパーに寄って宿で自炊。そんな日々を過ごしつつ、週末は街へ。ブダペスト市街を一望できるツィタデッラには二度三度と訪れ、ハンガリーの歴史にも触れました。また、「田中の自宅に行ったり、ダニがハイキングに誘ってくれて郊外の山でハイキングしたりも」して、「地元の人が普段しているような楽しみ方ができた感じでした」。
東京のメンバーと共通する仕事への姿勢
休日も含め、ハンガリーのメンバーと共に時間を過ごす中で、日本との違いを感じることはあまりなかったという小椋。一般的にハンガリー人はそこまで仕事熱心ではないと聞いていたそうですが、「アシアルハンガリーのメンバーに関していうと、全然違った」と言います。
「ダニが、仕事のやり方が似ていると言っていましたけど、プロジェクトに対して熱心に貢献しようと責任感を持って仕事をするのは、東京のメンバーと共通していると思います。本当にみんな、熱意を持って仕事をしているんですよ。
夜、みんなでごはんを食べるっていう日に、仕事が残っていた人がいて。僕はそういう状況になったら、“いいや。明日、頑張ろう”って仕事をやめちゃうタイプ。でも、彼は“これだけは終わらせないといけないから”って言って仕事していて。すごく真面目ですよね」
真面目ながら、ノリの良さもあります。
「帰国したらブログにするかもしれないから、みんながオフィスで仕事している写真を僕が撮りたいって言ったんです。そしたら、すごくわざとらしーく頭を抱えたり、困っているポーズをしたり(笑)。こういうのがいいんじゃないか、こっちのほうが面白い、みたいなことをわいわい言い合いながらの撮影になって。すごく楽しかったですね。
世話好きなのもあると思います。マテはプログラミングの勉強中で、ダニとかから“サンプルとしてこういうものを”って言われて作ったりしているんですね。マテがここがわからないと質問すると、最初にダニが答えるんですけど、ぞろぞろほかのメンバーも集まってきて、みんなでワーワー言いながら教えていて。
積極的に話しかけてくれたことも、ハイキングに誘ってくれたこともそうです。僕がハンガリーに来た最初の頃、ハンガリー語が読めないからスーパーでシャンプーを買うのにも苦労したって話したら、“じゃあ、僕が一緒に行って全部説明してあげようか”って言ってくれたり。すごく世話好きだなと思いましたし、今でも印象に残っています」
みんなで考え、みんなで解決
マテの件のように、隣同士で話し始めたら、ほかのメンバーも加わっていつの間にかみんなで話していることがよくあり、「メンバー同士がいろいろ話しながら仕事をする時間が多いなと思いました」と小椋。それだけ皆で話したり、誰かに何かを教えたりと聞くと、仕事はスムーズに進んでいるのかという疑問も浮かんできますが……。
「手も早いし、しっかり仕事してるんですよね。むしろ、みんなで話すからこそ早いのかなと思います。プログラミングでは、全体的な作業量が多くて時間がかかることより、一つ二つの難しい問題の解決に時間を取られることが多くて、それだけで数日かかってしまうこともあるんです。それを解消するために、みんなでコミュニケーションを取りながらやるのがすごく役立っているように感じます。
日本に戻ってからの話なんですが、僕が1日考えても解決できない問題があって、ハンガリーメンバーに聞いてみたんですよ。そうしたら、半日で“こういう解決策があったから、やってみたらうまくいったよ”みたいな感じで返ってきて。そういうことがよくあります。
たぶんハンガリーの誰か一人がすごく詳しくて、というよりも、みんなで調べてみんなで解決策を探してくれているんだろうなって、彼らと一緒に仕事をしたからわかる。だからこそ早いんです」
お互いに刺激を受けあってより良い仕事を
聞けば聞くほど、良いメンバーと恵まれた環境だと感じるアシアルハンガリー。小椋も「そう思います」と同意します。
「将来的にはもっと日本のメンバーたちがハンガリーに気軽に行ってコミュニケーションを取って、お互いに刺激を受けながら仕事ができたらいいなと思っています。ハンガリーの人たちも日本に来てみたいと言っていたので、行き来できるようになったらいいですよね。僕もまたぜひ行きたいと思っています」
▼小椋の記事はこちらにも
▼グローバルを見据えた社の在り方はこちらの記事にも