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多様性を意識した組織づくりは、みんなが「自然とチャレンジできる環境」を生んだ

こんにちは。アシアル広報チームです。今回は、2017年に入社した、北マケドニア共和国出身のニコラ・ツヴェトコフスキがお話しします。

歯車ではなく会社の一員になれそうだと感じた

大学でコンピューターテクノロジーとエンジニアリングを学び、欧州の理工系専攻学生を対象にしたインターンシッププログラムであるヴルカヌス・イン・ジャパンを利用して来日したニコラ。多くの受け入れ企業の中からアシアルを選んだ理由は、まず「専攻にふさわしいことと、プロフィールを見ると国際的な会社に見えたこと」。

それに加えて、「参加企業は大規模な会社が多かったんですけど、日本の文化を経験したくて。会社の人たちとたくさん交流できるかなと思ったし、会社の歯車じゃなくて、ちゃんと一員になりたいという気持ちもあった」ことから、アシアルに決めたと言います。

ここは本当に日本の会社?

実際に入ってみて、「印象と違った」と感じたニコラ。しかし、それは決して悪いほうの期待はずれではなかったようです。

「いい部分がたくさんありました。私はそのとき学生だったので、“仕事”はあまりにも真面目で遊びがなくて、雑談はランチのとき以外は全然ダメで……という印象を持っていました。特に世界的には日本は、すごく厳しくて、仕事以外はしないイメージでした。だから、私はちゃんとできるか不安だったんです。でも、アシアルに入ってみると、実際は人が人らしく仲よくできる会社で。

まだ会社に正式に加わる前にも、会社の人たちと一緒に河口湖に行ってバーベキューして一晩泊まって、富士急ハイランドに行ったんです。日本の会社もこんなことするんだって驚きました」

驚きは、ほかにも。

インターンシッププログラムには日本語研修があり、そこで「ビジネス日本語を学んで、敬語もちゃんと勉強しました」と言うニコラですが、「そういう日本語を会社で使ったときに、社長から“どうしてそんなにカタいんですか?”って言われたんです」。そこで、「会社でこういう言葉は使わないんですか?」と聞き返したところ、「アシアルでは使わないので、もっとラクにしてください」と言われたそうで、「本当に日本の会社かなと思いました(笑)」。

「人間関係も想像していたより、もっともっとよかった。聞きたいことを聞けて、答えてもらって。私の希望も聞いてくれました。だから、今でもアシアルで働いています」

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言葉どおり、インターンシッププログラム終了後もニコラはアシアルに残りました。もともと大学で勉強しながら日本語も学んでいたニコラ。日本の文化と生活を味わうために、来日前から日本で働く意志があり、「インターンのときに一生懸命仕事をして、実力を認めてもらって正社員になりたいっていう気持ちで頑張りました」。

プロジェクトごとにする挑戦と積む経験

アシアルでは、フルスタックエンジニアとして、様々なプロジェクトに参加。そのどれもが印象に残っているといいます。

「正社員になって最初のプロジェクトでは、初めてVue(JavaScriptフレームワークの一つ)を使いましたので、集中して勉強しましたし、バックエンドとフロントエンドも初めてやって。すごくワクワクしたんです。次のプロジェクトでも新しい技術を使わなければならなかったので、それを学んだし、私が判断しなければいけないことが多くて。いい経験と勉強になりました。

▼株式会社三井住友フィナンシャルグループ様
hoops link入館アプリ開発

そのあとは、デモですけど、アニメーションが多いアプリを作ったので、デザイナーとの協力がどんなに重要なのかわかって。コミュニケーションの大切さと、デザイナーたちの仕事の難しさとか面白さを知ったんです。デザイナーをもっと尊敬するようになったプロジェクトでした。

現在は、今までで一番長いプロジェクトに参加していて。プロジェクトマネージャーの役割もあって、インターン生も参加しているので、メンターの役割もあって、開発リーダーにもなりましたので、判断の重要性を感じるし、判断力も高まった気がしています。ほかのチームとも協力しなければいけなかったので、そこはすごく勉強になりました」

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ほかの日本人には同じ対応をしてはいけない!?

これらのプロジェクトを通じて、「仕事の責任、柔軟さ、重さを感じました。また、プロジェクトに私がちゃんと貢献できていて、ただの歯車ではないことも感じられたし、新しいプロジェクトになるごとに、私の責任とか役割がもっと大きくなっていっていると実感します」とニコラ。

そして、「次のプロジェクトではもっと大きい役割ができたらうれしい」と話し、「新しいものを勉強するのが大好き」で、新規プロジェクトのメンバー募集や新技術の習得には、率先して手を挙げるのがニコラです。

「もっと難しいことがやりたいって言うだけじゃなくて、それに向かって一生懸命頑張る姿を積極的に見せて、実際に任せられたときにちゃんとできたら、自分の力を認識してもらえると思っています」

そんな中で、技術の習得に欠かせないのは、経験者の力だと言います。

「その技術の経験者がいたら、その人の仕事の仕方を見学して、教えてもらって。でも、その前にちゃんと自分で調べて、もっと詳しくなれる資料があったら共有してくださいってお願いをして、それでも足りなかったら聞きます。もちろん、スケジュールを見て、余裕があるかどうか確認もしてから。

アシアルには、自分の時間をちゃんと整理できる人がたくさんいるので、例えば15分、その人の時間をもらっても、たぶん大丈夫だと思っています。みんなで協力できる会社でもありますから」

仕事をする上では、コミュニケーションも大切だと言うニコラ。

「ソーシャルランチがプロジェクトメンバー以外と交流できる場になっています。毎回テーマというか、お弁当とかタコスとかメニューが決まっていて。あとは季節。バレンタインとかクリスマスとか。だから、その話をしたり、ニュースの話をしたり。冗談も出ます。ほかの日本人に同じ対応をしたらダメなんじゃないかと思うくらい、会社はフラット。社長とお酒を飲みながら冗談を言うのも全然大丈夫だから」

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考えてみたけどなかなか見つからないものとは

アシアルに入って3年。今、会社やメンバーに対して感じていることがあります。

「友達が仕事に対してたまに文句を言ったりするんですよね。でも、私は言わないので、“どうしてニコラは言わないの?”って聞かれるんですけど、考えてもなかなか見つけられなくて。仕事の柔軟性が高いし、働く環境もフレキシブルだし。どんな会社か聞かれたら、“新しいものに挑戦したかったら、アシアルに入ってください”って、勧めます。

マケドニアでは仕事といったらストレスが溜まるもの。でも、私は楽しいんです。仕事がこんなに楽しいわけないでしょってたまに思うくらい(笑)。一緒に仕事をするメンバーは、みんな自分の仕事をわかって、ちゃんとやっているから信頼できます。3年一緒にいて、お互いの実力が上がっていることも見えて。ちゃんと助け合いながら成長して、家族のような感じになっているかな」

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PROFILE Nikola Cvetkovski (ニコラ・ツヴェトコフスキ)
フルスタックエンジニア
2017年入社。北マケドニア出身。小さい頃から日本の文化に興味をもち、国際的なインターンシッププログラムを利用して来日しました。フルスタックエンジニアおよびシステムアーキテクトとして、さまざまなプロジェクトの中核を担っています。
最近はスマートスピーカーにはまっています。技術が好きで、楽観的に日常生活にも技術を駆使したいです。


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