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2022年7月、アシアルは20周年を迎えました

こんにちは。アシアル広報チームです。

代表取締役社長の田中正裕が、自宅にてアシアルを立ち上げたのが2002年7月。当時は学生が会社を興すこと自体が非常に珍しかった時代です。そこから20年、さまざまな技術や事業に取り組みながら、多くのお客様のご支援をいただきました。

ここではアシアルの歴史を振り返りながら、アシアルが創業以来、大切にしている「DNA」についてお伝えしたいと思います。

創業のきっかけ

インターネットが家庭に普及しつつあった2002年、アシアルは田中の自宅にて誕生しました。当時の唯一の事業は、PHP言語の専門誌「PHPプログラマーズマガジン」の発刊です。当時は珍しかった電子書籍で配信されたということもあり、ニュース記事がITmediaに残っていました

当時、田中はまだ大学3年生で、授業の合間に記事の編集や翻訳をしていたというエピソードも。会社のロゴである3つの円も、当時立ち上げた3人の大学仲間を表現しているとか。

この「技術を多くの人が活用できるようにして、日本のIT市場の拡大に貢献する」という考え方は、20年たった今でもアシアルの理念として根付いています。

創業時に発刊されたPHP専門誌「PHPプログラマーズマガジン」

HTML5の台頭

2006年頃からのWeb 2.0の流れは、Webサービスに大きな変化をもたらしました。Webブラウザーの進化とともに、JavaScript言語を中心としたフロントエンド技術が発達したのです。PHP言語などのサーバーサイド技術に加え、JavaScriptを含むHTML5技術が、WebサービスのUX(ユーザーエクスペリエンス)向上にとって非常に重要な技術領域になりました。

アシアルも、そうした流れのなか、サーバーサイド技術を用いたバックエンドシステムの開発業務だけでなく、フロントエンドの開発についても事業領域を広げていきます。

モバイルアプリの開発へ

2008年6月、アップルが日本でiPhoneを発売すると、瞬く間にスマートデバイスが社会に浸透していきました。アシアルも、日本で発売される前からスマートフォンの将来を見込み、モバイルアプリの研究を開始しています。実際に、2008年7月には「ABACUSそろばん」を開発し、アプリストアにて公開しています(関連記事)。

「ABACUSそろばん」はiPhone発売年にリリース

当時のモバイルアプリは、Objective-CやJavaといったネイティブ言語を利用していました。他方、JavaScript言語を中心としたHTML5技術も成長を重ね、ついにHTML5でモバイルアプリの開発が現実的に行えるようになります。

その結果、アシアルが開発し、2013年にリリースしたのが「Monaca」です。これは、「誰でも簡単にアプリ開発」を実現するために、ハイブリッドアプリと呼ばれる仕組みを用いた、モバイルアプリ開発サービスです。アプリ開発の敷居を下げるために、クラウドを最大限活用しているのも大きな特徴です。

モバイルアプリ開発サービス「Monaca」

こうして、サーバーサイド技術を用いたバックエンドシステムの開発から始まり、フロントエンドアプリ、モバイルアプリ開発と、技術の時流とテーマに合わせて、アシアルは変遷を重ねていきました。一方、創業当時からの「技術を多くの人が活用できるようにする」という想いについては、今でも一貫して生き続けています。

情報技術はグローバルで通用する

アシアルの由来は「アジア(ASIA)」発の「リーダー(LEADER)」。MonacaやOnsen UIといった自社プロダクトを海外に広げながら、グローバル展開を進めてきました。

2020年には、サンフランシスコに次ぐ海外拠点となるAsial Hungary社を、ヨーロッパのハンガリーにて設立しました。下記インタビューでも述べられた『グローバルスタンダードで仕事ができるようになりたい』という想いのもと、世界中の優れた技術や開発ノウハウを柔軟に取り入れながら、世界を股にかける事業展開を志向していきたいと思います。

情報技術の力で、世の中の「できること」を増やす

この20年間がそうであったように、次の20年間についても、通信網は高速化し、処理速度は増加し、ストレージ容量は増大し続けるでしょう。その結果、現在のスペックでは考えられないような高度なアプリが登場し、社会に浸透しているはずです。

新たなテクノロジーを、分け隔て無く誰でも使いこなし、豊かな社会を育んでいくために。アシアルの次のチャレンジについても、是非ご期待ください。

20周年を祝う社員パーティにて

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